ボール
小学校4年の頃、少年野球団に入ってました。
母にボールやグローブ、バットを
買ってもらいました。
近所のグランウンドが練習場だったこともあり
暇なときは友達と二人でキャッチボール等
してました。
そんなある日、いつものように
二人で打撃の練習をしていると
友達に特大の当り。ホームラン。
ボールはネットを飛び越え、
草や木が生い茂る荒地に消えていきました。
母に買ってもらったボール。
二人で懸命に探しましたがどうしても見つからない。
日は傾き、
やがてそれぞれの母親が心配してやって来ました。
「ボールは新しいの買ってあげるから」
友達のお母さんは慰めてくれました。
それでも必死に探してる私を
母は無理やり引き離して家に連れて帰りました。
翌日、新品のボールが手元に届きました。
どうしても、あの無くしたボールが欲しかった。
どうしても、あれじゃなきゃダメだった。
あの頃から物への思い入れが
人一倍強くなった気がします。
茂みの中、泣きながら探してたあの頃。
どうしても見つけたかった。
母にボールやグローブ、バットを
買ってもらいました。
近所のグランウンドが練習場だったこともあり
暇なときは友達と二人でキャッチボール等
してました。
そんなある日、いつものように
二人で打撃の練習をしていると
友達に特大の当り。ホームラン。
ボールはネットを飛び越え、
草や木が生い茂る荒地に消えていきました。
母に買ってもらったボール。
二人で懸命に探しましたがどうしても見つからない。
日は傾き、
やがてそれぞれの母親が心配してやって来ました。
「ボールは新しいの買ってあげるから」
友達のお母さんは慰めてくれました。
それでも必死に探してる私を
母は無理やり引き離して家に連れて帰りました。
翌日、新品のボールが手元に届きました。
どうしても、あの無くしたボールが欲しかった。
どうしても、あれじゃなきゃダメだった。
あの頃から物への思い入れが
人一倍強くなった気がします。
茂みの中、泣きながら探してたあの頃。
どうしても見つけたかった。